
HGUC 1/144 No.233 メッサーF01型
参考価格は2750円
目次
- 内容品
- キット外観
- 付属品
- 各部可動紹介
頭部
胴体
バックパック
腰アーマー
腕部
脚部 - アクション
- まとめ
内容品

Aランナー:腹部パーツと胸部のダクトパーツがあります。

Bランナー:B1ランナーは、肩のスパイクとシールド、ブーツパーツがあり、B3は、B1ランナーのブーツとスパイクパーツの部分の同じものが付いています。B2 ランナーは同じものが2枚あります。

Cランナー:Cランナーは1と2があります。C2ランナーは、ちょうどC1ランナーの半分と同じものです。

Dランナー:1~3があります。関節パーツがほとんどです。D3ランナーが、D1,2ランナーの関節の左右で必要な部分を補う形で作られています。

シール:モノアイ用のシールは予備も付いています。あとはパイプのフチに貼る部分が付いています。
サーベル刃:イエローのクリアカラーでビームサーベル刃がついています。

説明書
キット外観

本キット「メッサー」は、機動戦士ガンダム「閃光のハサウェイ」に登場するMS(モビルスーツ)の1機です。
頭頂高が23mあり、MSサイズでは大型に部類されます。

劇中は、反地球連邦政府組織「マフティー」の主力MSとして活躍します。
開発は、AE(アナハイムエレクトロニクス)社ですが関与を隠す意図があったためにジオン系列のモノアイ、スパイクアーマーといった意匠が色濃く見えます。
付属品

付属品は、シールド、ビームサーベル、ロングビームライフル、ライフル持ち手が付属します。
シールドの裏面は、多少の肉抜きがありますがモールドは、しっかりあります。
ビームサーベルの柄をシールドに収納可能です。

あまりパーツとしては、2枚あるうちの片方のB2ランナーの大部分が余ります。
可動部位
頭部

頭部アップ
パイプのフチの黄色はシールで補います。
一応頭部のバルカンの掘り込みがありますが申し訳ない程度です。
首の可動は、顎が干渉して左右へあまり動かせません。
上下の可動も首の土台が持ち上がりますが、可動範囲は小さいです。
モノアイは、シールで表現され、バイザーパーツを外して左右へ可動のができます。

少し残念な点は、やはりバルカンのモールドです。メイクアップする際は穴をあけて金属パーツで表現した方がよさそうです。
気になっている点は、バイザーパーツと頭部ベースパーツの合わせ目がどうしても隙間が出るところです。接触している部分を削り込んで加工すると溝がなくなります。
胴体

胴体はパーツ分割がしっかりされていて合わせ目が出ないようになっています。
本キットの売りである胴体の二重関節。
この機構で身体の前傾姿勢がとりやすいです。しかし、のけぞり側には、ほとんど動きません
腰部の回しですが、腰アーマーの軸が干渉するため可動範囲は小さいです。

バックパック
バックパックのブースターとカバーは、左右が一体化しているので同一の方向にしか可動しません
ブースターは、カバーが開いた分までしっかり上下に可動します。
バックパックの接続は、他キットと組み合わせる際には加工が必要です。
腰アーマー
リアアーマーが独特でジョイントアームで接続されています。
ジョイントアームの可動が、大きくとれるので脚部の可動の際に干渉しないようリアアーマを逃がすことがしやすいです。
フロント、リアアーマーともに裏面にはディテールアップしやすくモールドが彫り込まれています。(左側:フロント、右側:リア)
腕部
腕部は、肩アーマーに干渉するまで横に上がります。
左右非対称な肩ですが、可動は同じように動かせます。
肘は、二重関節で折りたたむまで曲げられます。
肩は、胴体側の引き出し機構によって前に腕を出せます。
肩アーマーは、それぞれのパーツごとに独立して可動させることができます。
右肩のスパイクアーマー裏には、ビームサーベルの柄が収納可能です。
合わせ目は、あまり出ないようにパーツの分割がされていますが、肘側にはしっかりと出るので気になる方は、合わせ目消しを行う必要があります。
左右でひじアーマーが違います。
左ひじにはシールドを装着させる溝があります。
脚部
脚部の開脚は太ももの装甲が干渉するのであまり開くことができません。
足首は2軸で可動しますが装甲の干渉で思ったほど動きません。
膝関節は、ふくらはぎ側から関節が引き出されて大きく曲げることができます。
後ろへの足の延ばしは、リアアーマをうまく可動させて大きく動かせます。
膝立ちも自然な形でとることができます。
足裏のモールドも肉抜きなく彫り込まれています。
アクション

胴体の関節のおかげで前傾姿勢を取りやすいです。

ロングビームライフルは、専用の武器持ち手がありますが右手側のみ付属します。

リアスカートの可動がよく、機体の姿勢制御用スタビライザーのように動かせます。
ふくらはぎのバーニアは一体成型で可動はしません。

シールドは肘で接続され、腕部の可動の邪魔にならないようにシールドを逃がすこともできます。

撮影アシスタントを入れて。

劇中にメッサーの対抗馬として登場するグスタフ・カール(写真のはユニコーン版)

メッサーのほうが後発機で機体の体格差があるように見えます。
まとめ
「閃光のハサウェイ」に登場する数少ないMSの1機です。
作製していて組みにくいかと思いきや、機体が大きい分パーツ単体も大きく意外とスムーズに作れました。パーツの分割もうまく割り振られており、加工や塗装もしやすい感じになっていました。
グスタフ・カールと比較してしまうのですが、関節軸が太く、関節の軸受けにポリキャップ等が使われていないので時間経過や遊んでいてパーツの重みで各箇所のゆるみ、関節のダレが少ない印象を受けました。
HGシリーズゆえに細かい部位は、塗装で補完しなくてわいけませんが、パーツ分割のおかげで容易に行えるのでわないでしょうか?

