「バイクのプロテクターなんていらねぇよ!」
そんな仲間がいました。でも、それは突然起きます。
幸いにもその時は、軽い立ちごけのような擦り傷程度ですみました。ですが、「スピードの出ている状態でコケたら」どうでしょうか?
私たちバイク乗りは、車とは違って身体を守ってくれる車体はありません。そんな万が一のときのためにも信頼できるプロテクター選びをしたいですよね?
今回はバイクプロテクター選びのポイントについてまとめてみました。
目次
- プロテクターの選ぶポイントは4つ
ともかく頭と胸+背中は必ず守れ!
プロテクターの装着方法
プロテクターの素材、材質は?
安全規格があるの? - 上半身プロテクターおすすめ6選
ウエア内蔵型
単体型 - 下半身プロテクターおすすめ4選
ウエア内蔵型
単体型 - 忘れがちな部位
首
脇腹
手
腰 - まとめ
1.プロテクターの選ぶポイントは4つ
ともかく頭と胸+背中は必ず守れ!
バイクに乗る際、致命傷となる部位は以下の図の通り
頭部は、皆さんヘルメットをかぶるのが日本では1975年から義務化されています。
グラフを見てもわかる通り頭部以外の致命傷の割合が多いことが見れます。
しかし、どうでしょう?「ちょっとそこまで軽くツーリングしよう」「ほんの少しだから大丈夫」と思ってプロテクターを装着せずにバイクに乗ってしまいがちじゃないですか?
身体の保護、他の部位は任意なんですよね…
つまり、事故の被害を軽減するにも頭部と胴体部の2か所は守るようにしたいですね。
また、痛々しいことを書きますが、胸がつぶれれば肋骨が折れて肺に突き刺さります。
脊椎へダメージがあれば重度の後遺症が残りバイクに乗るどころか歩くことすらもできなくなります。
もちろん、肩やひじ、ひざや腰なども守れればケガを軽傷で済むことができます。
プロテクターの装着方法
プロテクターは主にジャケットやウェアの中に装着れている「内蔵タイプ」
身体の部位ごとに守る「単体タイプ」の2種類があります。
最近ではジャケットにプロテクターが標準で内蔵されているタイプがあります。また、インナーとプロテクターが一体になっている物も存在します。
「初心者の方」は、普段着でバイクに乗ることも多いと思います。そこでプロテクターを部位ごとに単体で装着できる単体タイプをおすすめします。
見栄えが気になる方は、インナーにプロテクターの入っている内蔵タイプがあります。
プロテクターの素材、材質は?
プロテクターの素材には主に3つのタイプがあり、次の通りです。
- ハードタイプ(硬い素材)
- ソフトタイプ(柔らかい素材)
- 柔体から硬体へ変化するタイプ(衝撃を受けると固くなる素材)
ソフトタイプ・柔→硬タイプは、肩やひじ・ひざなどのよく動く部位に最適です。
ライディング時に装着しても動作の阻害をしないものがいいです。
ハードタイプは、胸部、背中などあまり動かない部位におすすめです。
身体の重要な部位は、ハードタイプでしっかり保護したいですね。
安全規格があるの?
製品には何らかの規格があります。
ヘルメットには、SG規格や日本工業規格(JIS)をはじめ厳しい安全基準を守ったものを各メーカーが販売しています。
しかし、プロテクターに関しては守るべき基準がありません。安全性を見極める規格「CE規格」(欧州規格)のみとなっています。
CE規格には「CEレベル1」と「CEレベル2」があります。レベル1よりレベル2の方が保護性能が高いです。
※国内販売のみでCE規格を取得していない製品もありますが、すべてが安全性に欠ける訳ではないので信頼できるメーカーのものを選びましょう。
2.上半身プロテクターおすすめ6選
・ウェア内蔵型
コミネ アーマードトップインナーウエア ブラック M 04-625 SK-625
インナータイプで服の中に着るプロテクターです
伸縮性と吸汗性に優れるクールマックスを使用したインナーシャツに肩・肘・胸・脊椎にプロテクターを内蔵し、普段着の下にも着用できます。
コミネ フル メッシュ ジャケット アウター プロテクターCrush Blue/Black L JK-140 07-140
ジャケット内蔵型でプロテクターは、胸・肩・腕・背中に標準装備。
夜間被視認性を高めるリフレクターが<肩><上腕>についています。
夏場モデルで通気性に優れています。
・単体型
RSタイチ テクセル チェストプロテクター ボタンタイプ TRV063
一枚板型のジャケットの中に後付けで取り付けが可能なプロテクターです。
別売りのアタッチメントもありフィッテングベルトでの装着も可能です。
レディースタイプもあります。
コミネ エアスルーCEレベル2ボディアーマー04-828 SK-828
胸と背中をガードするハードタイプのボディプロテクター
両肩、両脇に調整ベルトがあり体形に合わせたフィット感の調整が可能です。
多数の通気孔設けており夏場の装着におすすめ
コミネ チェストガード フリー 04-600 SK-600
教習所でお世話になるモデル
死亡事故の要因である胴体部の保護の重視
マジックテープ、ベルトで体感に合わせることができる。
RSタイチ ステルス CE エルボーガード ハード TRV046
ハードタイプのプロテクターを採用。
軽さと対貫通性を兼ね備えたインナータイプ。
フリーサイズだが腕が細すぎると緩いと言う報告が多い
3.下半身プロテクターおすすめ4選
・ウェア内蔵型
コミネ パンツインナープロテクター メッシュアンダーパンツ04-612 SK-612
インナータイプの下半身の内蔵型プロテクター
ハードプラスチックガードを尾骨・大腿部に配置し膝も保護
ストレッチ性の高い素材を使用しています。
コミネ プロテクトメッシュパンツ PK-743 07-743
ライディングパンツの腰側面、膝にプロテクターを標準装備した内蔵型
パンツは、乗降姿勢の取りやすいように立体パターンを採用し、夜間の視認性を高めるリフレクターも付いています。
・単体型
コミネ トリプルニープロテクター3 フリー 04-608 SK-608
ハードタイプの膝、脛プロテクター
脛部分は、二重ベルトでホールド性を高めています。
RSタイチ ステルス CE ニーガード ハード TRV045
インナータイプのニーガード
ハニカム構造によって点で受けた衝撃を面に拡散し伝わる衝撃を緩和
膝裏はメッシュ素材を採用して通気性を確保しています。
4.忘れがちな部位
首
関節は人体でも弱い部位です。
致命傷に必ずつながる部位なので大事に至らないための保険です。
脇腹
できることなら脇腹も守れるなら守っといた方がいいですよ
「二宮祥平ホワイトベース」さんの過去動画でも紹介されていますが、自分の体が自分の身体を傷つけるなんてこともありますから。
手
転倒時に真っ先に出てしまう、咄嗟に手で衝撃を和らげようとする動作
でも、この部位はクラッチ、アクセル、ブレーキと動作が多いですので動かしやすい自分に合ったものを選ぶようにしてください。
腰
腰部、大腿部この部位も転倒した際はよく擦る部位です。
下手をすればバイクの車体が重りとして圧し掛かります。
あっても困らない部位です。
ただ、インナー型はトイレの時が少し困りものなので注意してください。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
転ばぬ先の杖ではなく
転んだときこそのプロテクターがあなた自身を守ってくれます。
バイクジャケットの中には、エアバック搭載型もあります。
自己防衛の意識を持ち安全装備を整えて楽しいバイクライフを一緒に送りましょう。
この記事書いていて思ったけどコミネばかり紹介していた;